商業科の内容紹介

基本的な考え方

(1)商業科は1学級で、3年間同じクラスの仲間と生活することになります。そのため変化と内容がある学習形態になるよう配慮しています。例えば、選択科目によっては2・3年生が一緒に授業を受けること、また、進学希望者には、大学入学共通テスト対応の授業を行うことなどがあります。 
(2)現在は資格取得の時代です。1年次に商業に関する教育内容全般についての基礎的・基本的な科目を学習し、2年次より高度な資格取得を目指すことができる学習内容になっています。 
(3)生徒が自らの意志でカリキュラムを考え、意欲をもって学習に取り組むことができるよう弾力性のあるカリキュラムを編成し、2年次より多くの選択科目を取り入れています。 
(4)進学希望者は、商業関係の高度な資格取得を活かした進学に対応できるカリキュラムを選び、日々の学習が目標に結びつくよう考慮しています。 
(5)生徒の多様な進路選択に対応できるよう3年次には、キャリアコースとしてA類型、ジェネラルコースとしてB類型の2つの類型制を取り入れています。 
(6)授業内容と実際のビジネスとの関わり、勤労の大切さや意義を理解し、将来の進路選択に向けて意識を高めていくことを目的として、2年次に三井アウトレットパーク北陸小矢部やイオン高岡南店で販売実習を実施しています。

三井アウトレットパーク北陸小矢部・イオン高岡南店(イオンモール高岡内) 販売実習

 

多様な選択科目

・1年次に各分野の基礎的科目を学習します。
・2年・3年で各分野の高度な専門科目を選択します。

類型(コース)の目標
A類型(キャリアコース)
・専門科目を深く学習して、専門性の深化を図り、資格取得を活かした就職や大学、短大進学希望者に対応します。
・商業科1学級では、3年間クラス替えがないので以下の商業選択科目で、2・3年生が同時に授業を展開し、クラスの活性化に努めます。
  【2・3年同時展開の科目…財務会計Ⅰ(4単位),原価計算(4単位),ビジネス情報(4単位)】
(1)情報処理科目群を中心に選択した場合
重点科目 ・情報処理 ・ビジネス情報 ・プログラミング ・ビジネス情報管理
資格取得目標 ・全商情報処理検定1級(全国商業高等学校協会主催)ビジネス情報部門・プログラミング部門
・全商ビジネス文書実務検定1級(全国商業高等学校協会主催)
・ITパスポート(経済産業省主催)
(2)簿記会計科目群を中心に選択した場合
重点科目 ・簿記 ・財務会計Ⅰ ・原価計算 ・財務会計Ⅱ ・管理会計
資格取得目標 ・全商簿記実務検定1級(全国商業高等学校協会主催)
・全経簿記能力検定1級(全国経理教育協会主催)
・日商簿記検定2級(日本商工会議所主催)
(3)流通ビジネス科目群を中心に選択した場合
重点科目 ・経済活動と法 ・マーケティング
資格取得目標 ・全商商業経済検定2級・1級(全国商業高等学校協会主催)
B類型(ジェネラルコース)
・専門科目と一般科目を広く学習するとともに、高度な資格取得を最大限に生かした進学対策を考えています。
・大学入学共通テストを利用しての国公立大学商業科特別選抜や、私立大学の受験を考慮して、以下の科目で、大学入学共通テスト対応の授業を実施し、進学意識の向上に努めます。
重点科目 ・国語探究(2単位) ・現代社会(2単位) ・数学A(2単位)
・英語表現Ⅱ(4単位)
・財務会計Ⅱ(4単位)
資格取得目標 ・全商簿記実務検定1級(全国商業高等学校協会主催)
・全経簿記能力検定1級(全国経理教育協会主催)
・日商簿記検定2級(日本商工会議所主催)
・全商英語検定1級(全国商業高等学校協会主催)
・実用英語技能検定準2級・2級(日本英語検定協会主催)